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アレンジルート建築設計事務所
先日、ゴールデンウィーク明けに3年に一度の「一級建築士定期講習」を受講してきました。
朝9時半から夕方5時半まで、全5時限+最後に1時間の終了考査という、なかなかの長丁場です。
とはいえ、これも建築士として必要不可欠な“学び直し”の時間。
毎回受けるたびに、初心を思い出させてくれる貴重な1日でもあります。
今回の講習会場は、なんと自分が一級建築士の受験勉強をしていた頃と同じ教室でした。
席に着いた瞬間、かつての記憶が一気によみがえってきます。
あれから何度も定期講習を受けていますが、この空間にいると毎回「原点」に立ち返ることができます。
今回の講習では、以下のような幅広い分野について学びを深めました。
なかでも、省エネ法改正では、戸建て住宅を含む小規模建築物への対応義務が強化されるなど、実務に直結する内容が多くありました。
定期講習は、単なる知識の確認にとどまらず、「なぜこの仕事をしているのか」「どう社会と関わっていくのか」を再認識する時間でもあります。
特に近年は、
など、技術力だけではない“価値ある建築”が求められています。
設計の根幹が問われる今、建築士としての姿勢も常に見直す必要があると実感しました。
一級建築士という資格は、取得した時点でゴールではありません。
むしろそこからがスタートであり、常に最新情報をキャッチアップし続けることで、初めて“信頼される専門家”として仕事ができるのだと改めて実感しました。
建築士は一生勉強。
これからもこうした学びを、日々の設計提案やお客様との対話にしっかりと活かしていきたいと思います。