Annex Hatsuoi
arrange-rooute
アレンジルート建築設計事務所
住宅の地下に設けた小さな応接室です。限られた広さの空間を、来客を迎える落ち着いた場所として心地よく使えるよう計画しました。
室内は約三畳ほどのコンパクトな空間ですが、壁面の一部に大きなミラーを設けることで、視覚的な広がりを生み出しています。ミラーに空間や照明が映り込むことで奥行きが感じられ、実際の広さ以上の開放感を演出しています。
仕上げにはコンクリート打放しの壁を活かし、落ち着いた質感のある空間としました。天井には木ルーバーと間接照明を取り入れ、やわらかな光が天井面に広がることで、地下空間特有の静けさの中に温かみを加えています。家具や照明には木の素材を取り入れ、コンクリートの無機質な表情とのバランスを整えました。

また、空間のアクセントとしてフランク・ロイド・ライトのデザインをモチーフとした照明を配置しています。幾何学的なフォルムと木の質感がコンクリートの壁にやわらかな光を映し出し、地下空間に落ち着いた存在感を与えています。
日常生活から少し距離を置きながら、自分の時間をゆったりと楽しめる場所。住宅の中にもうひとつの居場所をつくるような地下空間を目指しました。
